UoPeopleでMBAを受講してみた~入学編~
2017年6月
tuition free(授業料無料)のアメリカのオンライン大学、University of the People(UoPeople)に入学しました。 日本では未だ認知度が低いからか、日本語での情報量が少なく、UoPeopleについて書かれている数少ないブログが非常に助けになったので、私も少しでも情報収集の役にたてたらな、と思い入学までの流れやその後の学習について書いていきたいと思います。
先ずは入学を決めた理由と入学手続きの流れについて。
<UoPeopleに決めた理由>
1.他のMBAに比べてハードルが低い
他のアメリカやイギリスの大学のオンラインクラスも見てみましたが、以下の理由からなかなかハードルが高そうなことがわかりました。
・授業料が高い
・日本の大学卒業時の好成績や論文提出を求められる
・卒業した大学がその国の大学ではない場合は手続きが複雑
UoPeopleのウェブサイト上のガイドラインやネット上の口コミなどをよく読んでみると、そういったものは求められず、授業料もなく(学期ごとにassessment feeという費用はかかります)、あらゆる人に学びの機会を提供しているとのこと。
2. 新しい試みをしている大学で面白そう
New York UniversityやUC Berkeleyなどとパートナーシップを結んでいて、カリキュラムのクオリティも高いです。
新しいタイプの大学の形として世界的に注目を集めている大学で学んでみるのも面白い経験になりそうだと思った、というのもあります。
<入学申し込み時に必要なもの>
1. 履歴書の提出
2. 推薦書の提出
3. 登録料(USD60)の支払い
4. 大学の卒業証明(Bachelor履修の場合は高校の卒業証明)
→これは入学後にアドバイザーから連絡が来てからで大丈夫です。
5. 一定以上の英語力を証明するTOEICやIELTSのスコア提出
→これはスコアに満たない場合や、証明するスコアを持っていない場合は、入学後最初の1タームで英語の授業を受ければ、その後MBAコース(もしくは希望のBachelorコース)に入学できます。
私もそういった英語能力試験を大学卒業後一度も受けていなかったので、提出するものが無く、英語の授業を最初に受けることになりました。
<申し込み後の流れ>
UoPeopleのウェブサイトから登録をした後は、アドバイザーや事務局から色々とインストラクションがメールでくるので、それに従って手続きを踏んでいけば問題無いです。
但し、私はレジスター期間終了のぎりぎりに申し込んだからかわかりませんが、書類の提出についての連絡が期日ぎりぎりにきて焦ったので、履歴書と推薦書は余裕を持って準備しておくことをオススメします。
と言った感じで、オンライン大学なので当然ですが、なんだか実感が湧かないまま全てオンラインで入学手続きが終わりました。
<ちなみに・・・>
入学を検討する際に調べていてわかったことですが、UoPeopleのMBAは、いわゆる有名なハーバードビジネススクールなどのMBAのように、国際認証を受けているMBAではありません。
そういった国際認証を受けているMBA以外は意味ない、みたいなことを言う人もいますが、知識として学びたいわけだし、ネームバリューに関わらずMBAを終了することはどこの大学でもそれなりに大変なことだと思います。
なんにせよ、それを成し遂げることは価値のあることだと思うので、そこにこだわる必要はないかなと個人的には思います。
もちろん、金銭的に余裕があって、大学生時代に真面目に勉強をしていて良い成績を残しているのであれば、そちらのMBAを受講するのもいいと思います。