ゴビ砂漠で遊牧民体験②~初ゲル泊~
2016年9月
ゴビ砂漠へ出発の朝、宿のリビングで今回の旅のチームと顔合わせ。 参加者は私とアメリカ人2人。 一人は韓国で働いているシアトル出身のKevin。 もう一人は、ニューヨーカーのDiana。
アメリカ人2人というアウェー感に緊張しながらも車へ荷物を積み込む。
結果的にはこの二人と一緒に旅ができてよかった。 数日間、寝食を共にするから、誰と一緒に旅することになるかは結構重要。 参加者3人に加え、ガイドのオルナとドライバーのバイラ、5人のチームでお母さんに見送られ、いざ出発!!
車内ではKevinとDianaと自己紹介をしながら街中から田舎の方へひたすら車で移動。 そのうち気付いたら寝ていて、Dianaにほら、起きて!と小突かれて窓の外を見ると数時間前の街中の景色とは全く違う大草原! おぉ〜まさにモンゴル!!!これこれ!!!という情景。
昼食の後は洞窟や、地元の人たちがお祈りに来る祠のような所へ。
見渡す限り大自然。素晴らしい。
そしてお待ちかね、ホームステイ先の家族の家に到着!! お~本物のゲルだ!!
こんな情景に似つかわしくない太陽光パネル。
まずはウェルカムドリンクということでヤギのミルクとチーズなどを家族のゲルの中でいただく。
チーズは結構強烈な味の濃さで、逆にミルクは味が薄く、正直そんなに口には合わなかったけど、残すのも失礼だから最後までいただく。
KevinとDianaと私にはベッドが4つあるゲルが一つ用意さていた。 荷物を運びいれ、夕飯の時間まで子供と遊んだり、犬と戯れたり。
日が落ちていくにつれて、昼間の暑さとは対照的に、服を着込んでも外にいると体が震えてくるほど急に冷え込んでくる。 でも不思議なことにゲルの中は全然寒くないんです。 ゲルの周りは毛布で囲まれてるし、ガイドのオルナ曰く、風は北から南に吹くから、ゲルの入り口は常に南向きに作られるそう。 なるほど、遊牧民の知恵ですね。
オルナとバイラも私たちのゲルに遊びに来て、ゲルの中でみんなでお酒を飲みにくる、こういうところもアットホームなツアーで面白い。 その後は各自、ベッドで読書タイム。 今日出会ったばかりだというのに、狭いゲルの中で沈黙の読書タイムも居心地悪くないから不思議だ。 日帰りツアーと違い、他の参加者と密に時間を過ごすことができて非常に楽しい。 Kevinはアメリカ人の割には我が強くなくておとなしい。 一方、Dianaはパワフルなアメリカ人、明るくてムードメーカー。 私は多分その間だから、バランスのとれたチームで良かったな〜と考えながら、初ゲル泊。