出ジャパン記

出ジャパン記

2025年までに完全に日本脱出することが目標

台湾留学〜親友との出会い〜

2011年12月

 

最初の3ヶ月を終えて、新学期。

前期のクラスメイトが好きすぎて、不安を抱えて初日。

日本人が私含め4人、ロシア人2人、スペイン人1人。

日本人が多い上にスペイン人が日本語話せるという、あまり好ましくない状況。

そこに翌日、アメリカ人が他のクラスから移動してきた。

これが、この後何年経っても親友のジャックとの出会い。

 

出会った日から仲良くなり、それから毎日一緒に過ごしてた。
家もすごい近いことがわかって、毎朝私がジャックの家の前を通り、そのタイミングでジャックが降りてきて一緒に登校する。
授業が終わったらいつも同じカフェに行って一緒に宿題をやったり。
休みの日は一緒に出かけに行ったり、長期休みには共通の友達と台中や台南へ旅行に行ったり。
 
年越しを一緒に過ごしたり

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 動物園に行ったり

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ランタンフェスティバルで一緒に願いを書いて上げたり

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私はその学期が終わって日本に帰国したから、台湾で一緒に過ごした時間はたった3ヶ月だけだったけど、その3ヶ月間は何をするのも一緒だったし、その期間に彼が私に与えた影響はものすごい。
 
私にとっては彼が初めての外国人の親友。
彼と日々話す内容は当然日本人の友達との会話とは違って、考えたこともないようなことや発想で。
年齢は一つ下なのに、政治とか動物愛護(故にvegan)とか色々なことに対してしっかりと自分の意見を持っていて、それを臆さず主張する。
自分が何に興味を持っていて、どういったことへの知識が豊富で、どういう人間なのかということを当時からしっかり考えてる人だった。人間、年齢は全く関係ないと思ってるからあまりこういう言い方は好きじゃないけど、"若いのに"しっかりしてるな、と。
今まで日本で自分の意見を積極的に主張する、という文化にいなかった私にとって、彼との生活はすべてが新鮮で楽しかった。
更に好きだったのは、彼がそれに対して、「どっちつかずで自分の意見を言わない典型的な日本人みたいな態度やめてよ。自分の意見求めるとすぐごまかそうとするの良くないよ。」って全然攻撃的じゃなくて、彼としては当たり前のこととして言ってくれたこと。そういう自分の中での”常識”が当たり前じゃなくて、そもそも常識って、普通ってなんだ、とか、本音で意見をぶつけられない友達って、、、とか考えさせてくれた。
こういう彼との時間がその後、私がもっと広い世界に視野を広げて生きるきっかけになったと思う。
 
嫌だったところといえば肉好きだったのに彼がヴィーガンだからヴィーガンレストランに連れて行かれるところ。笑
負けず嫌いだからテストで私に負けるとムキになるところ。笑
それ以外は本当に性格が良くて、面白くていつも笑わせてくれて、私の当時相当拙かったであろう英語にも何一つ文句を言わず根気良く付き合ってくれた。
 
同年の夏には台湾からアメリカに帰る途中に東京に来てくれて、その翌年には私がサンフランシスコへ会いに行ったり。
その後も1年間くらいオンライン中国語授業を二人で一緒に受けてたから、毎週土曜日には画面越しに会ってた。
今でも定期的にFacetimeで近況報告をするし、きっと今後の人生ずっと関わっていく存在だと思う。出会ってから6年以上経った今、ジャックはシュッとした好青年に成長して、恋愛の話とか、それぞれの生活の話とかをしてると変わったな~とか思う部分もあったりして、今後どんな風にお互い歳をとっていくのか楽しみ。笑
 

 

学生時代の人との出会いというのは、社会人になってからのそれとは会える頻度、一緒に過ごす時間の長さ、お互いに相手に踏み込める領域の広さ、色んな面で違うし、時間がある学生時代の友人との時間こそ、当時は何も考えていなかったけど、尊いものだったんだなぁと思わされる。