ボランティアを通して学ぶこと in シェムリアップ
シェムリアップでの10ヶ月間、Touch A Life(TAL)という非営利団体でボランティアをしていました。
まだまだシェムリアップの田舎の村では貧しい家族がたくさんいて、この団体はその家族へ食料を提供する、子供達の教育支援、村の家族たちの生活支援、健康面の支援等を主にしています。
<活動日と時間>
TAL自体は毎週月・水・金・土で活動しているけど、私は平日は仕事があったので、毎週土曜日と日本が祝日の平日に参加していました。
平日は朝8時からお昼過ぎまで。
土曜日は朝7時半から夕方6時くらいまで(村に配達いかない人はお昼過ぎまで)。
月〜金まで働いて、土曜日早起きして毎週TALに参加するっていうのが、不思議なことに辛いと感じたことは一度もなくて、本当に毎週楽しみで仕方なかったです。
<活動内容>
土曜日の活動時間がなぜそんなに長いかというと、700人〜800人分のご飯を作って、村に届けるからです。
活動はレギュラーボランティア(私のような現地在住外国人ボランティア)とショートタームボランティア(旅行期間中に参加する旅行者ボランティア)で行います。
旅行中にボランティアに参加する、という発想は日本人としてはなかなか無い発想だな、と最初驚きましたが、旅先のリアルな部分を見るという意味では素晴らしい経験になると思います。やはりアジア人にはなかなかそういった概念が無いのか、レギュラーボランティア、ショートタームボランティア共に主に欧米人でした。
村の人々に配るご飯は、白米+スープorカレー+オムレツ、というセットでスープとカレーは週替わりで色々な種類があります。
まずは7時半に野菜を切るところから始まります。
裏でみんなが野菜を切ってる間に、オムレツチームはひたすらオムレツ作り。
野菜カットチームは人数が多いから色々な人と話せて、特に初めましての旅行者たちとも色々な話ができてワイワイ楽しいです。オムレツチームは主にレギュラーボランティア数人でやるので、こっちはこっちで密な会話ができて楽しいです。
野菜のカットが終わったら、今度はご飯とオムレツのパッキング。
裏ではスープ作りが行なわれている。
これらが全て終わるとようやくお昼休憩。
自分たちで作ったご飯をみんなでワイワイ話しながらいただく。
美味しいし、この時間が一番好きでした!笑
お昼休憩が終わったら最後のスープのパッキング。
パッキングされたスープはこんな感じです。
作った料理を全て積み込み、大きなトゥクトゥクで村へGO!!
(親友のザビエルのトゥクトゥクデビュー日。ドヤ顔・・・)
*平日は村には行きません。逆に子供達が食べに来ます。
村の子供達の写真は載せたくないので(Children are not tourist attraction!)、村の写真は紹介できませんが、アンコールワットに行く道の途中に村に入っていき、配って回ります。
配る家族は決まっているので、何度も行くと子供達や家族の顔を覚えて、向こうも覚えてくれたり、村の様子を見る時はいつも楽しいです。
日本では体験できない体験、自然に囲まれてなんとも言えずに平和な景色、素朴な生活だけど笑顔の子供達、世界を変えることはできなくてもこうやって食べ物もらって嬉しそうにしてる子供達見る瞬間は色々複雑な感情はありながらも好きな瞬間です。1日の最後に疲れながらも村に行くと不思議なことに元気がもらえる。
自己満と言われればそれまでかもしれないけど、村の家族・子供達を笑顔にできて、逆に笑顔にしてもらって、それ自体がpreciousなことで、何もやらないより大なり小なり違いを生むことができると信じてます。
<参加のすゝめ>
シェムリアップに行く機会があれば遺跡観光の合間にでも是非参加してみてください。
ホームページ、もしくはFacebookページから参加予約ができます。
金銭的寄付は要求されないですし、貴重な体験ができて、いろいろと考えさせられる機会にもなり、朝食・昼食付きで(笑)、旅行者ボランティア大歓迎、超アットホームな雰囲気なのでオススメです。