シェムリアップ〜初陸路国境越えとアンコールワット遺跡群〜
2013年9月
国境ゲート
カンボジア側の国境の町ポイペトから、わけもわからずバスに乗り、わけもわからずタクシー乗り場のようなところで降ろされ、わけもわからず欧米人3人と私でタクシーに乗りひたすら数時間車を爆走させ、わけもわからずシェムリアップのどこかで降ろされ、わけもわからずトゥクトゥクに乗せられ、わけもわからず川の近くのゲストハウスに連れて行かれ(立地もよくて安かったからOK)、わけもわからず翌日のアンコールワットのトゥクトゥクを手配させられ(あまりのしつこさに折れた)ていた。
まあとにかくわけもわからずとりあえず人生初の陸路での国境超えを経験し、無事に2カ国目、カンボジアへ到着!!
早朝5時前に宿の前で前日に手配したトゥクトゥクの迎えがやってきて、アンコールワットへ向かう。
ドライバーはサロームという同い年の男の子。
チケットを購入し、アンコールワットの前で降ろされ日の出を見終わったらここに戻ってきてね。と言われて一人でアンコールワット内へ。
とりあえず人の流れについていき、みんなと同じく池の前で待機。
徐々に日が昇ってきてアンコールワットの形も見えてくる。
ここから完全に日が昇るまでの空の色の移り変わりは一瞬も目が離せません。
一番きれいだった瞬間。
美しすぎる。こんな空の色ってあるのか、と感動しながらピンクから紫へと変わっていく空を見上げていたら、あっという間に青い空になってしまった。
ハスの花が咲いてます。
束の間の幻想的な朝焼けを楽しみ、すっかり明るくなった中、池を見ながら余韻に浸ってると後ろから声をかけられて、なんと大学のサークルの後輩。笑
奇遇にもアンコールワットで知り合いに会うとは。
もと来た道を戻るとさっきは真っ暗だったからわからなかったけど、無数のトゥクトゥクが停まってる。
暗くてドライバーの顔もよく見てなかったし、この中から探すの無理でしょ!!と思いながらもとりあえずぶらぶら歩き回って探すしかないな、と思ってると遠くから私を呼ぶ声が。
そっちを向くとドライバーが手を振って呼んでいる。
安堵感と見つけ出してくれたことにちょっと嬉しくなりながらトゥクトゥクに乗り込み、アンコールトムへ。
バイヨン
いわゆる小回りコースでいろいろな遺跡に連れてってもらったから、載せたい写真は沢山あるけど、個人的にはタ・プロームが好きだからタ・プロームの写真を沢山載せておく。
ガジュマルの木が遺跡に絡んでいる姿は見ているとなんだか不思議な感覚になります。遺跡もさることながら、ここまで大きく太くなっているガジュマルの木にも歴史を感じる。
アンコール遺跡群は生で見ると本当に歴史を感じるし、写真では伝わらない素晴らしさがあるから、ぜひ実際に行ってみることをお勧めします。
小さな子供たちにずっと後をつけられながらお金を求められる、当時の私にとっては初めての体験で、自分は自由に日本を飛び出しこうやって旅をして回ってるのに、なんでこの子達は毎日こんなことをしているんだろう?自分がこの子達くらいの頃は何をしてただろう?と考えると、胸が苦しくなってきて涙が止まらなくなってきた。
だからといって自分がこの子達の生活を変えることができるわけではないけど、こういう現状があることを知るということにせめてもの意味があると思う。
そして自分の与えられた人生に感謝し精一杯生きるということが、一人では世界を変えることはできない私達それぞれのできることじゃないかと思いました。
夜はサロームが連れて行ってくれたアプサラダンスの見れるビュッフェレストランでアプサラダンスを見たり。
ロード60に連れて行ってくれて射的を楽しんだり(というか楽しんでいるサロームを見たり)
その後はサロームのお兄さんや友だちとビアガーデン的なところで飲んだ。
サロームのお兄さんは警察官らしくて制服で現れてそのまま飲んでたけど、日本じゃその感覚ないな、制服でビアガーデンに現れるなw
サロームがいい人だったから良かったけど、知らない地で深夜まで知らない人と一人でこういうことをするのはひかえましょう。笑
でも、若さと勢いで行動して、楽しむのも大事なのでそこは自分の感覚を頼りに。
(まあこの4年後にシェムリアップに住むことになるわけだけど、それでわかったのは、シェムリアップのカンボジア人はいい人多いし、平和な街だから、全然大丈夫だったわ~という結果論。まあ、でも初一人旅で知らない土地では慎重になるべし)
翌日はサロームのバイクでベンメリアへ。
バイクでベンメリアってw今考えたらしんどい。笑
天空の城ラピュタのモデルとなった場所、らしいけど見たことないから共感できず、、、。
写真を見た友達曰く「バルス!!」って感じらしいです。
ベンメリアは結構お気に入りの遺跡で、しっかり形が残ってる遺跡も長い時を経てるのにすごいな、と思うけど、破損の進んでいる遺跡というのも、それはそれで歴史を感じて好き。個人で知り合いのドライバーがいなければ、ベンメリアに行けるツアーを利用するのが良いでしょう。
カンボジアの料理って本当に美味しくて、特にアモック(写真ぶれぶれ)はこの旅で初めて食べてハマって、その後シェムリアップに住んでた時はしょっちゅう食べてた。
ココナッツ味のカレーみたいな感じで、全く辛くはなくてクリーミー。お店によって全然味が違うのでいろいろなところで試してみてください。ポークアモックのお店もあるけど、個人的にはアモックといえばフィッシュアモックでしょ!!と思う。
カンボジアのストリートフードといえば、バイチャー(チャーハン)とミーチャー(焼きそば)。屋台がいたるところにあるので試してみてください。だいたい$1です。
ちょっとローカルなところだと3000リエル。
シェムリアップの次はバスでプノンペンに行き、プノンペンで一泊してホーチミンへ陸路移動。
プノンペンは何もしてないから割愛。ただただ街汚な~と思ったことのみがうっすら記憶に残っている。