ポカラ〜ヒマラヤ山脈の見える美しい街でひたすら吐く話〜
2013年9月
タイトルから汚くてすみません。
国境ゲートを超えて、ネパール側のイミグレの窓口に申請フォームと日本から持ってきていた写真を渡してでビザの申請を済ませる。
深夜にも関わらず沢山のインド人やネパール人がいて、何台ものミニバンが停まっていて、言われるがままに乗り込む。
ミニバンに乗ってしばらくすると、具合が悪くなってきた。
車酔いかな、と思い酔い止めを飲んだりしてみるけど一向に良くならず、汗が吹き出てきて、熱も出始めてくる。
ここで、車酔いじゃない、インドでバスのトイレ休憩の時に食べたサモサだ!あの油だ!(あれから5年、未だにサモサ恐怖症でもう食べられない)
ということに気付いた。
周りにはインド人かネパール人しかいないし、汗だくになりながら呼吸の乱れ始める東洋人女子を見てみんな大丈夫か?という顔はしてるけど、助けを求める余裕もなく、ひたすら眠って辛いのを忘れようと努力しながらも、途中何度か吐き気に襲われサイレントで戻してしまったり。
吐き気で目覚めがてら、あ、外綺麗。とパシャリ。笑
エチケット袋を常備してたから、無臭で車内の周りにも迷惑をかけずに済んだ。(と思ってる笑)
加えてお腹も痛くなってきて、途中のトイレ休憩のトイレの汚さと言ったら恐らくバックパッカー人生の中でもTOP3に入るレベルだったけど、そんなことも気にならないくらい体調が悪くてトイレに籠もった。
ミニバンに戻り、文字通りうんうん呻きながら再び眠りにつく。
しばらくすると、着いたから降りろと言われ私だけ路上で降ろされた。
ローカルの人たちは誰も降りなかったけど、多分そこが外国人が降りるであろう場所なのであろう、、、。
後から地図を見てみると、ゼロキロメーターというバス停で降ろされたっぽい。
意識が朦朧とする中、バックパックを背負い、どこに向かえば良いのかもわからず、あたりには誰もいないし途方に暮れて炎天下の中をふらふら歩いていると、後ろからバイクが近寄ってきて、「湖沿いの宿のオーナーだけど、ここから街までは結構歩くし、乗せていってあげるからうちの宿に泊まりなさい」と声をかけてきた。いくらだと聞くと「7ドルだ」と言われ、倒れそうになりながらも「高いなー。」と言うと、「わかったわかった、5ドルで良いからとりあえず乗りなさい」と言われ、バイクの後ろに乗せてもらった。
偶然にも拾ってもらえて助かった。
徒歩だったら30分はかかるであろう道をバイクで走り宿に着く。
部屋に通してもらい、具合悪いのか、何か必要だったら声をかけなさいと言われ、ありがとうと伝えベッドに倒れ込んだ。
途中一度目覚め、フロントでフルーツシェイクを頼み、翌日会う予定のネパール人の友人の甥に宿の場所だけ連絡して再び眠りにつく。
と言っても吐き気と腹痛で何度も目覚めて全然よく寝れなかったけど、、、。
翌日、少しは体調も回復し、予定通り友人の甥が宿へ迎えに来てくれた。
めっちゃイケメン!!!と更に少し元気が出て、彼のバイクの後ろに乗り込む。
友人2人も同行。
サランコットという標高1592メートルの展望地までバイクで登っていく。
途中何度もバイクの後ろで吐きそうになりながら。やっぱり具合悪い。
頂上からの景色は最高だった。ヒマラヤ山脈の山肌が肉眼でもくっきりと見えて。
景色を見ながら、呼吸を整えて、なんとか吐き気を鎮めたところでまたバイクに乗り下りていく。
元気だったらパラグライダー絶対やったのに!!
そしてパタレ・チャンゴという滝にも連れて行ってくれた。
もう本当に具合が悪すぎてほぼ会話もせず、申し訳なかったけど、体力の限界だったからその後は宿に送ってもらった。
3人とも、ありがとう!ちなみに真ん中が友人の甥。
少し休んでから一人でフェワ湖に行ったり、街をぶらぶらしたり。
街からもヒマラヤ山脈が見えて、すごく綺麗でポカラは元気な時にもう一度行きたいな。