出ジャパン記

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2025年までに完全に日本脱出することが目標

イギリス大学院への挑戦〜出願準備〜

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9月中旬に出願を決断し、遅めのスタートを切ったわけですが、そこから出願までの流れを振り返っていきたいと思います。

 

 

2020年4月〜11月:応募要件を満たすための準備

私が申し込みたいコースはWildlife Filmmakingという、わかりやすくいうとBBCのEarthやOur planetのような野生動物や自然系のドキュメンタリー制作を学ぶコースで、かなりニッチな分野です。そのため、世界中でも扱っている大学院がイギリスにしかなく、イギリス国内にも2校しかありませんでした。更に、1年に10−15人程度しか学生を取らないみたいなので競争率が高そうということで、応募要件をどれだけ満たせているのかが心配でした。応募要件は①生物学や動物学などの学位を持っている②メディア関係の学位を持っている③Wildlife Filmmakingへの情熱があることを示せるもの(写真や映像)が提示できる、のいずれか三つとのことでした。私の学位は英文学なのでまず①と②は満たせません。そして③も趣味で動物写真はたまに撮っていましたが、これといって今まで本格的にポートフォリオにできそうなものを撮ったことはありませんでした。つまり4月頃に大学院のホームページをチェックした時点ではどれも満たせていませんでした。これは既に不利な戦い、、、と思ったので、どれも満たせていない分、全てにおいて頑張ろう、と思いそれぞれこのような戦略を立てました。

①オンライン学習サイトMoocやFuture Learnなどで受講できる海外の大学が行っているオンライン講座を受ける。

→リーズ大学のEcology and Wildlife Conservation、Wageningen大学のIntroduction to Animal Behavior、Centre of Excellenceというオンライン学習サイトのZoologyコースの3つを受講しました。受講自体は無料なのですが、コース修了の証明書発行料でトータル13,000円ほどかかりましたが、これで熱意を証明できるなら安いもんです。コースは全て英語なので専門用語のオンパレードで日本語でも意味がわからず、大変でしたがためになりました。

②これはデンマークで映画製作の専門学校に通うことが決まっていたので、それをアピールできると思い他には何もせず。

③出願までにたくさん動物の写真を撮るのみ。

ということでできる限り応募要件に近づけるように頑張りました。

 

2020年9月上旬:出願エージェント登録と初回カウンセリング

イギリス大学院出願に欠かせないエージェント登録。BEOがイギリス大学院に強いということで、とりあえず無料カウンセリングを受ける。カウンセリングではBEOの説明とかイギリス大学院出願の流れとかを説明してもらって、質問があればそれに答えてくれる感じでした。カウンセリング後、すぐに無料のプラン(デポジット2万。実際に入学したら返金される。)に登録。結果的に私はBEOのサービスにはすごく満足しています。ほどんどの方がイギリス大学院受験は初めてだと思うのでわからないことがたくさんあると思います。その中で色々とサポートしてくれて、わからないことは聞いたら親身に教えてくれるし、感謝です。

 

2020年10月中旬:担当者と面談

登録後すぐに担当者が決まり、担当者と話す日程を決めてください、と言われます。多分デンマークの学校での勉強が忙しすぎたからか、ただでさえスタート出遅れてるのに、担当者と話したのが10月10日。皆さんはもっと早め早めの行動でやりましょうね。ここでは担当者の方にどんなことを学びたいのかなど伝えて、出願校を決める準備をします。私の場合は先述の通り、Wildlife Filmmakingのコースがあるのは2校だけだったので、その2校を伝えました。私はエージェント登録する前からかなり自分で調べていたので出願したい大学と応募要件も全て把握していましたが、全然その辺の事前調べがなくても、こういうことを学びたい、とざっくり伝えたら、担当の方が調べておすすめしてくれるっぽかったです。私の担当の方は一応他に同じようなコースがある大学がないか調べてくれましたが、やはりないとのことで、それに近いコースがある大学を他に5校ほど提案してくれました。その中から2校選び、計4校に決定しました。あとは出願までのスケジュールとかも担当の方が組んでくれます。

2020年10月下旬:推薦書入手

日本の大学の英語卒業証明書や成績証明書はデンマークに来る前に大学から取り寄せて準備をしておいたので(ここだけすごい準備万端)、必要だったのは推薦書。推薦書2通が必要だったので、一つは前職の上司からともう一つはデンマークの学校の先生からにしました。前職の上司は仲良かったドイツ人のすごいいい人で、事情を伝えたら1日で書いてくれました。世界的大企業の役員が1日で推薦書書いてくれるってどういうこと。感謝。そして学校の先生は自分で内容書いてくれたらサインするよ、ということなので書いてくれないんかい、と思いつつ自分で内容適当に考えてサインをもらい、難なく数日で推薦書の準備ができましたが、まともな大人は相手の方のスケジュール等も考えて1〜2ヶ月は余裕を持って事前から準備しましょう。

 

2020年11月上旬:志望動機書とCVのネイティブチェック

BEOのサービスで志望動機書とCVをネイティブチェックしてくれます。書いたものを送ると数日後に添削したものが返却されます。私は自分でばーっと書いたものをとりあえず送ってチェックしてもらいましたが、結局12月中旬の出願時に提出したものは、ギリギリまで色々変えて、ネイティブチェックに出したものとは違うものになりました。なので、結局ネイティブの友達に文法とスペルチェックは再度してもらいましたが、BEOのネイティブチェックは書き方なども教えてくれるのでそこは参考にしました。一番大事なのは志望動機書ということで、BEOのメンバーサイトに載っている志望動機書の書き方を見ながら、とりあえず書いたら提出時の字数制限の3倍ぐらいになっちゃって、そこからどんどん削っていく作業。これも伝えたいのに収まらない、と字数制限と格闘しながら書き上げました。デンマークの学校の先生にも何人か見てもらいアドバイスをもらいました。ポートフォリオは出願時には必要なくて、志望動機書とCVの書類選考を通過して、インタビューを受けることになったら必要とのことだったのでこの時点では準備していません。

 

2020年12月上旬:出願

イギリスはクリスマス休暇に入るのが12月中旬ということで12月上旬には遅くても出しましょうね、と担当者と話していたので12月9日に出願しました!!!!
いったんこれで肩の荷は降りた感じです。あとは書類審査の結果を待つのみ。
出願した大学は下記4校です。

UWE Bristol / MA Wildlife Filmmaking : 第一志望。

University of Salford / MA Wildlife Documentary : 第二志望。

Liverpool John Moores University / MA Documentary : 第三志望。BEO担当者の方が見つけてきてくれた学校。Documentaryのコースだけど、Wildlifeの撮影にアフリカに行った実績があるそうで、この情報見つけてきてくれたのはBEO担当者の方グッジョブ。

London Metropolitan University / MA Documentary : 第四希望。というか別になんの思い入れもないけど、とりあえず出願しておくか、という感じでよくわからないけど出願しておいた。

 

次回は書類審査の結果とポートフォリオ提出について書きます。